ジャニオタをやっているうちにほしくなってくる双眼鏡。
どの席からでも自担が近く見える!汗も見える!って聞いたんです。
- だけどスペックの見方わからない
- どうやって選べばいいの?
- 防振じゃなきゃ戦えないの?
と迷えるジャニオタへ。
買うときにいっぱい悩んで調べまくって双眼鏡に詳しくなった、検索大好き櫻井ファンがお届けします。
- 絶対に外せない双眼鏡スペックのポイントは5つ!
- 防振以外はダメな子なのか?そうじゃない!!
- これを満たせば幸せになれるスペックラインはここだよ!
という記事になっております。
この記事を読めば双眼鏡のことは大体わかる。
テストなら90点は取れます。
あとはお財布とスタンスと相談!
そう、まずは自分のスタンスを知ることが大切です。
早く選び方が知りたいのはわかる。
だけどスタンスがはっきりしないで買うとこれじゃないってなるから、ほんの2〜3分一緒に考えてから、選ぶポイント解説に参ります。
あなたは自担ロックオン派? 自担も演出も見たい欲張り派?
コンサートに行ったとき、自担だけを見ていたいセルフ推しカメラ派ですか?
それとも自担はもちろん、メンバーも演出も見たい目が足りない派ですか?
ここがポイントなんです。
自担ロックオン野鳥の会所属のあなたへ
結論から言うと、防振の方がいいかも。
というのも、コンサート会場は揺れます。
何にも邪魔されず自担を見ていたい人にはこの揺れはつらい。
ジャニオタがよく買ってるCanonの有名な防振とvixen10×32という、違いは重さと防振の有無くらいな似たような双眼鏡を比較します。
Canon BINOCULARS 10×30 IS II | Vixen アトレックII HR10×32WP | |
明るさ | 9 | 10.2 |
重さ | 600g | 390g |
防水 | × | ◯ |
金額(amazon) | 52,300円 | 21,582円 |
必要そうな情報だけ公式から抜粋しました。
- 重さが210g重い
- プラス30,000円ほど
この重さと価格差をどう考えるかの問題になります。
お金はあとからどうにでもなるので、未来の自分にぶん投げるってこともできる。
なので私は重さの話をします。
正直500gを超えると双眼鏡は急に重く感じます。
705gの双眼鏡を愛用しているので、重さに絞ったレビューをします。
たしかにライブ終わると急に腕がつらいことに気づく。
翌日はもっとつらい。
でも、自担ロックオン野鳥の会所属の人にはなにより揺れがつらい。
なので防振をオススメします。
もちろん、非防振でも持ち方ちゃんとすれば結構揺れないよ!
自担も演出も見るという欲張りタイプなあなたへ
お待たせしました!
え? 『自担ロックオン野鳥の会所属のあなたへ』を読んでない?
ここまで目次で飛ばした?
ざっくり言うと、6万円スタートだから4万くらい高くなるよ、重いよ、でも自担ロックオン派には防振がオススメ!って書いてあります。
説明おわり!
ということで、いらっしゃいませ、非防振の世界へ。
防振双眼鏡を買う人をTwitterとかブログとかでいっぱい見かけるから、防振以外はダメな子だと思っていませんか?
ちがーう!
非防振は自担の美を無劣化で浴びれる、そしてお値段もかわいい素敵な双眼鏡です。
ただ、防振よりも商品が多いから悩んじゃう。
値段も数千円〜3万円くらいの幅があるから、ミスると大爆死。
そこで、この5つを押さえればテストなら90点取れるポイントを解説します。
ポイントは明るさ=倍率とレンズの大きさ
今回は東京ドームなどのドームクラスの会場で使うことを前提に双眼鏡の選び方を解説します。
横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナといった、そこそこ大きなアリーナでも選び方は同じです。
観劇用で探している方は、倍率だけ6倍くらいで読めばOK。
倍率
双眼鏡を選ぶ重要なポイントの一つ目、倍率。
大前提として、ドームクラスなら8倍か10倍。(横アリなどの大きめな会場も)
10倍が非防振・手持ちの限界です。
10倍でも東京ドーム1階スタンド真ん中くらいの席からもうちょい寄りたい(といってもバストアップくらい)と思う瞬間もあるので、強いこだわりがなければ10倍をおすすめします。
東京ドーム2階1塁4通路26列200番台(世に言う天井席)でも、やや薄暗いなか歌う前にマイクにふってする翔くんが見えました。
10倍勢大歓喜(私)
て言われても、8倍と10倍が現に販売されてるから悩むよね。
私が店員さんに言われたのは
- 8倍と10倍は「暗い・小さい」どちらが嫌かで選ぶ
- 8倍と10倍はそもそも大して変わらない
でした。
同じレンズを使っている商品(要は倍率違い)だったら、
- 10倍の方が暗い
- 8倍の方が寄れない(そりゃそうだ)
私は寄れない方が嫌だったので、10倍をチョイス。
ですが、暗い10倍を選んだにもかかわらず、めっちゃ明るい双眼鏡をゲットしました。
その理由は『レンズの大きさ』です。
明るさの要 レンズの大きさ
双眼鏡選びの重要ポイント2つ目はレンズの口径。
つまりレンズの大きさです。
一言でざっくり説明すると
- レンズの直径が小さい→軽いけど暗い
- レンズの直径が大きい→重いけど明るい
レンズが大きい(窓が大きい)と光を集める力(入ってくる日差し)が強いので、明るい。
だけど、レンズが大きいと重くなる。
軽くて明るい双眼鏡は存在しません。
構造的に難しいので諦めてください。
だけど、満足いく明るさで、そこそこ軽い双眼鏡を選ぶことはできます。
そのポイントは、明るさとひとみ径です。
あれ?レンズの大きさって話からズレてない?って思うかもしれませんが、レンズ(窓)が小さければ光が入ってきません。
ここからはどういうレンズが良いの?っていう話です。
快適に自担アングルができるスペックのラインがこちら。
- 明るさ:9以上
- ひとみ径:3mm以上
細かいことがわからなくてもこの数値を越えていればOKなのですが、明るさとひとみ径ってなんのこと?っていう解説をします。
地味に大事 明るさとひとみ径の関係
そもそも「明るさ」と「ひとみ径」とは?
- 明るさ:双眼鏡を覗いたときの明るさ
- ひとみ径:双眼鏡を目から遠ざけたときに見える丸い光の直径のサイズ
明るさとひとみ径は比例しています。
「ひとみ径の2乗=明るさ」
つまり片方しかわからなくても大丈夫!(暴論)
明るさ
まずわかりやすい明るさから。
- 明るさは9以上が必要
- 9〜25くらいで選べばOK(それ以上のスペックはコンサートには不要)
私が使っている双眼鏡と同シリーズの比較表つくったので、のっけておきます。
Vixenアトレック | 明るさ |
8×25 | 9.6 |
10×25 | 6.3 |
8×32 | 16 |
10×32 | 10.2 |
8×42 | 28.1 |
10×42 | 17.6 |
私が使っているVixenの10×42は明るさ17.6。
コンサート会場でもめちゃめちゃ明るいです。
肉眼で見るのと同じに感じます。
当然、双眼鏡よりも人間の目の方が光を集める力が高いです。
その肉眼と遜色ないレベルの明るさです。(初めて使ったとき感動した)
ちなみに。
明るさ10.2の10×32を覗いたあとでレンズ口径違いの10×42を覗くと、明るさ10.2ですら暗く感じます。
明るさ9以上としていますが、9〜25の中でも明暗を感じるので、コンサート会場では大きな差になります。
正直、店内は明るいから、どれもそこそこ明るく見えてしまうので、いくつか覗いてみることをオススメします。
ひとみ径
ひとみ径は明るさと比例するので、明るさ9のラインを超えていれば自動的にひとみ径もOKです。
明るさだけ見ればOKだけど、一応解説します。
ひとみ径とは?
- 双眼鏡を目から遠ざけたときに見える丸い光の直径のサイズ
ひとみ径は人間でいう瞳孔に当たります。
人間は瞳孔の開き具合で丁度いい明るさにしています。
- コンサート会場は暗闇=目に入る光が少ない
- その状況でどうにか明るくするには?
- たくさん光を集めよう!
- 瞳孔が開く
双眼鏡は、瞳孔を自分で開けないので、ひとみ径の大きさだけが頼りです。
- 瞳孔にあたるひとみ径が小さい
- でも双眼鏡は人間と違って瞳孔を開けない
- 光量不足で暗く感じる
そのため光を集められる力を示すひとみ径は大事!
ひとみ径は3mm以上あると、明るい双眼鏡といえます。
最初に書いた通り「明るさとひとみ径」は比例するので、「明るさが9以上 なら ひとみ径3mm以上」になっています。
素早く自担を捉えよ 実視界と見掛け視界
双眼鏡は倍率が高くなればなるほど、見える範囲が狭くなります。(ズームだからね)
大きな会場でも自担を素早く見つけるためには、双眼鏡を覗いた状態で見える範囲が広いものを選ぶ必要があります。
そこでポイントとなるのが、実視界と見掛け視界。
実視界のチートカードが見掛け視界なので、ぶっちゃけ見掛け視界だけわかっていれば問題ないです。
ともあれ、まずは実視界を解説。
実視界(読み方:じっしかい)
実視界とは、双眼鏡をのぞいたときに見える範囲の角度のことです。
倍率が高くなるほどズームするので見える範囲が狭くなってしまいます。
そこをカバーするのが実視界です。
(何言ってるの?って話ですよね。大丈夫、大事なのは次だから)
10倍の双眼鏡でも、実視界が広いと自担をすぐに映し出せます。(ここ大事!)
ただ、実視界は倍率によって変わるので、8倍と10倍の双眼鏡を比べることができません。
ここで登場するのが見掛け視界です。
見掛け視界(読み方:みかけしかい)
見掛け視界を使えば、どんな双眼鏡でも比較できます。
実視界の上位互換が見掛け視界です。
だから見掛け視界を見ればOK。
じゃあ、どのくらいの見掛け視界が必要なのか?
コンサート用なら50°〜70°
人間の視野角は170°なので、そこと比べると物足りないように感じるかもしれません。(が問題なし)
50°に満たないものを選んでしまうと、臨場感に欠けるわ、自担は見つけられないわで泣きます。
私の使っているVixen 10×42は見掛け視界が56.9°。
東京ドームでも自担をすぐに映せます!
アイレリーフは10mm以上を選ぼう
アイレリーフとは、双眼鏡を覗いたときの目からレンズまでの距離のこと。
アイレリーフのポイントは2つ
- メガネを掛けている人は15mm以上のハイアイポイント(ロングアイレリーフとも言う)が必須
- 裸眼やコンタクトの人も10mmはほしい
まず、メガネを掛けている人は15mm以上のアイレリーフの双眼鏡を選びましょう。
ハイアイポイント(略してハイアイ)とかロングアイレリーフとか言われてます。
15mm以上のアイレリーフの双眼鏡は「ハイアイポイント(ハイアイ)」といい、ポップとかに書かれていることが多いです。
そして、コンタクトや裸眼の方もできればアイレリーフが長めのものがオススメです。
少なくとも10mmはほしい。
ライブのときは自担に会うってことで気合入って、ついマスカラ塗りすぎてまつげ長くなりがちです。(私も)
アイレリーフが長いと、長くしたまつげが邪魔することなく双眼鏡をのぞけます。
私のVixen 10×42はアイレリーフが16mm。
メガネを掛けていますが、快適です。
考えるのがめんどくさい人は15mm以上のハイアイポイントを選んでおけば完璧です。
ネタバレ的まとめ:見るべきポイント5つ
いろんな項目の説明がきて、訳がわからなくなってきている人もいるかと思います。
なので、まとめとして見るべきポイント5選を箇条書きにしました。
- 倍率 8倍・10倍(ドーム・横アリなどの大きめの会場の場合)
- レンズの大きさ 25mm以上
- 明るさ 9以上
- 見掛け視界 50〜70°
- アイレリーフ 10mm以上(メガネ勢&考えるのめんどい勢は15mm以上)
この記事を読んで、なんとな〜く「双眼鏡の用語ってなんだかよくわからないもの」から「ちょっと何言ってるかわかるようになったかも」くらいにはなれたかなと思います。
とりあえず、この5つのポイントが自担を快適に見れる双眼鏡スペックのラインです。
ここを上回っていれば、あなたと共に現場を駆け回る素敵な相棒になってくれます。
で、じゃあ実際どの双眼鏡がおすすめなの?ってお話を次回したいのですが、私はVixenのアトレック10×42しか使ったことがない。(今も相棒、超かわいい)
つまりそれ以外のメーカーの双眼鏡を解説できない。
なので、「このメーカーにすれば間違いないよ」って記事になるかと思います。
プラス「このメーカーのこの双眼鏡なら、上記のスペックラインを越しているよ」っていうお話をします。
その記事があがるまで待てないよって方は、ぜひこのスペックラインを握りしめ、お店に行って覗いてみてください。
というか買う前にはちゃんとお店で覗いてみて、そこで買うなり、ネットで買うなりしてくださいね。
ぜひ、素敵な相棒を手に入れてください。
次回のネタバレ:「ここを選べば間違いない」大勝利確定のメーカー
次の記事のネタバレ気味に「このメーカーにすれば間違いないよ」っていうのを書いておきます。
- Vixen
- Nikon
- オリンパス
- PENTAX
順番に意味はないのであしからず。(自分が使っているVixenを一番上にしただけ)
ほかの記事では、ジャニオタ生活で身につけた録画・編集・ダビング術を解説しています。