頷いたあとに、視線がまた合って、思わず笑みが溢れる。

Enjoy vol.169に寄せて

彼らから直接聞いた言葉だけを信じる。

言葉とは裏腹に、それが簡単なことではないと、彼らを追い続ける中で感じることがある。

憶測であるとわかってはいても、小さな波が起こってしまうこともある。

5人は、ファンの持つそういう危うい部分をよく認識してくれているのだろう。

 

必要なときに、必要な言葉を、確実に伝わるように渡す。

とてもむずかしいこと。

でも、それをまっすぐにしてくれるのが嵐。

何度、より深く惹かれたらいいのかわからないほどに、幾度も惹かれている。

いつだって、どんなときだって、5人は変わっていないし、これからも変わらない。

そんなことをメンバーの言葉と温度から、感じている。

言葉にはしていなくとも、これまでもファンの目線の高さを意識してくれていた。

それが伝わっていたから、嵐に置いていかれることなく、ついてこれている。

 

いまは言葉にする必要がある。

そんな場面に出会うことは、そう多くはない。

言葉で表していないことに、不満があるわけでも、淋しさがあったわけでもない。

でも、言葉にしてくれると、力強く頷ける。

頷いたあとに、視線がまた合って、思わず笑みが溢れる。

それが嬉しくて、また、くすぐったくもあった。

 

私の中で嵐は、「ついてこい」そう言って走り出す一歩目をつくってくれる人。

そして、二歩目も、三歩目も走り続けてくれる。

でも、必要なときには、必要な言葉を、確実に伝えてくれる。

だから、ずっと私は追い続けているのかもしれない。